【雑感】モダンでエルドラージを使って【カラデジュ】

モダンでビート型のエルドラージを使って早２か月。
色々試しては解体してきたけど、新しいセットも出るんでここまでの個人的な落書き。


○ドブンする動き
モダンエルドラージビートにおける最強の動きは、１ターン目から順に《貴族の教主/Noble Hierarch》→《難題の予見者/Thought-Knot Seer》→《現実を砕くもの/Reality Smasher》
これは誰もが認める動きだと思うし、今更何を言ってるんだお前はと言われても仕方ない。
とはいえ、「ドブンができる動きがあるデッキは強い」なんてよく言われる位で、バントエルドラージがトップTierをひた走るのはこの動きがあってこそ、軍勢割拠のモダン環境を踏みつぶしていける強さがあるからこそだってのは絶対に忘れてはいけないと思う。


○マナトラブル
一方で、この動きをできた時とできない時のデッキの動き・押し付け具合の落差が激しいのが悩みの種で、特に序盤の展開に躓いた時の立て直しの利かなさが使っててどうにも気に入らない所だった。
具体的な例を挙げると、マナクリを除去された場合と、序盤に５-６マナの生物がハンドにだぶついた時。または、ハンデスで１～３マナ域の生物が落とされて動きがぎこちなくなったとき等々。だもんでJund戦はほんと苦手。
最近はダメランから教主を出すと９割９分バントエルドラージなのがばれるんで、秒稲妻からの展開もっさりパターンもよくある。
良くも悪くもマナクリのロケットスタートとマナサポートありきのデッキなんで、序盤のマナ詰まりが命取りになる。


そのへんを踏まえて、今のところのエルドラージデッキを構成する上で自分的なレシピがこんな感じ。

4《貴族の教主/Noble Hierarch》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
2-4《作り変えるもの/Matter Reshaper》
4《難題の予見者/Thought-Knot Seer》
4《現実を砕くもの/Reality Smasher》

4《古きものの活性/Ancient Stirrings》

24《土地/Lands》

注意することろは以下の点
１．ドブンルートは必ず残す
２．マナクリが除去されたときの別プランの展開パターンを用意する。

4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》は芸がないかもしれないけど、２ターン目の動きとしてこれを超えるものが思いつかなかった。
2-4《作り変えるもの/Matter Reshaper》はメタ次第だけど、Jundアブザンのようなミッドレンジ除去コンがいる限りは必要だと思う。何度でもいうけどJundほんと苦手。パス＞＞稲妻の環境になれば枚数は自然と減っていく。

それよりも何よりも、まず枚数足りなくてデッキになってないって？


○２色目、３色目は？
最近一番悩んでいたところがこれ。
モダンのエルドラージといえばバント（まれに白黒デスタクver）みたいな共通認識だけど、ほんとにそれでいいんかな？って。

１色目の緑に対してはなんの疑問もない。
ドブンルートを作るにはマナクリが必須だし、ドブンルートを支えるための《古きものの活性/Ancient Stirrings》は絶対に必要だ。（サイドの檻、爆薬へのアクセスもあるし）
ここを曲げてしまうと自分で言ってることを否定してしまう。

２色目については白が一番に候補が上がる。
《変位エルドラージ/Eldrazi Displacer》《流刑への道/Path to Exile》《安らかなる眠り/Rest in Peace》《石のような静寂/Stony Silence》と書けば納得せざるを得ないラインナップだ。
上にも書いたけど、序盤のエルドラージの展開を支える低マナ域（とはいえ３マナだけど）の《変位エルドラージ/Eldrazi Displacer》がいるのは白を選ぶ候補になる。
メタ的にブリンクがそこまで活躍できないのと、稲妻でテンポとられるのは、うーん。
他、白を選んだ時の候補としては、《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》《太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun’s Champion》《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar》とか
サイドの強さと、対コントロール、コンボ戦で強いカードが多い。Jundに強いプレインズウォーカーはとてもイイね。Jundほんと苦手（３回目

３色目は青
《空中生成エルドラージ/Eldrazi Skyspawner》《希望を溺れさせるもの/Drowner of Hope》《頑固な否認/Stubborn Denial》
エルドラージのラインナップを考えると、無色→白→青の強さなんでここになるんだろうなぁって。《希望を溺れさせるもの/Drowner of Hope》が動き出せば確かに強いし。動けば。
最近のマッチでとみに思うのが、《希望を溺れさせるもの/Drowner of Hope》が活躍する場面が減っているかなって。
本体がそれなりのサイズがあるとはいえやはり６マナは重いし、メインからとれる墓地対策マンこと《漁る軟泥/Scavenging Ooze》に対して仕事しないことがほんとにしんどい。
タイタンシフト相手にも、場に出た時点で仕事されてるんで相手の生物をタップするっていう能力が噛合ってないことが増えてきた。
オールイン同士のマッチであればもう少し輝けるんだろうけど、お互い裁き合いが激しくなってくるとちょっと採用を躊躇する。

○いっそのこと２色にする
・緑白で組めないだろうか？

・足りない生物は？

ここで今回のカラデジュの話に繋がる。

《密輸人の回転翼機/Smuggler’s Copter》
《高速警備車/Fleetwheel Cruiser》
搭乗を利用したアーティファクト。
だれを搭乗させるとか、稲妻の的とか色々と問題はあるけど、《高速警備車/Fleetwheel Cruiser》はドブンルートの《現実を砕くもの/Reality Smasher》と同じ３ターン目キャスト可能だし、《密輸人の回転翼機/Smuggler’s Copter》はマナクリスタートが躓いた時のサブ展開パターン用の２マナ生物ともいえる。
何よりも２枚とも《古きものの活性/Ancient Stirrings》で引っ張ってこれる無色のカードだ。それだけで評価は上がる。また、アーティファクトなので墓地に落ちればタルモは育つ。
生物のマナカーブの頂点を５マナに下げて、速攻と飛行の軸をずらした攻めを展開するのはどうだろうか。
先の話になるが、Jundアブザンが暴れすぎると必ず血染めの月でお咎めをするメタがめぐってくる。（今土地に対してのガードが甘くてヴァラクートも強いんで、そう遠くない話かもしれない）
エルドラージは知っての通り月で面白いくらい沈黙するデッキなんで、そんな時にもキャストできる無色のアーティファクトはあってもいいかもしれない（誰搭乗させるのっていう問題はやっぱ付きまとうけど）

・サイドに取っていたカウンター枠の妨害手段は？
受けの広さはカウンターに敵うものがないので正直同じレベルを求めるのは難しいと思う。
ただ、爆薬のためにどのみち３色を出せる土地構成にはせざるを得ないので、サイド用のみに３色目をとる案も考えている。
ひたすら攻めるのであれば、カウンターよりも思考囲いの方がタルモをとっている分相性がいいかもしれない。


なんかまとまってないけど、まとまってたらきっとDN書いてないでガンガン大会出てるんで、なんかいい回答が閃けることを願って、こんな感じで。